【ダメージ確認〜布製品〜】古着を買う時に気をつけたいこと
目次
1.古着は中古品(基本的に返品不可)
言うまでもなく、古着は中古品です。
特に古い物だと、傷みは避けることが出来ません。
服のダメージを知らずに購入したくありませんよね。
(基本的には古着は返品不可お店が多いので要注意です。)
ダメージがあることを誤魔化して売ろうとする店員さんは居ないと思いますが、全てのダメージを把握することは難しいのが現実です。
(何百着もの服の状態を把握するのは至難の業だと思います。)
なので、購入する人自身も服の状態をしっかり把握することが大事になってきます。
ダメージがあるのは仕方ないのですが、状態を納得した上で買い物をしたいものです。
そこで確認方法と確認部位をご紹介したいと思います。
2.確認方法
① 店員さんに確認する
② 試着する
服は立体的な物なので、実際に着てみないと本来の形というものが分かりません。
人が着ることにより生地自体が伸びて、虫食いや破れている箇所が判明することもあります。
ボタンを全て留めることで、ボタンの欠如や、ボタンホールの不具合も判明することがあります。
ポケットにも手を入れて、穴が空いていないかも確認してください。
③自然光の中で服を見る
(試着していない状態、試着した状態でも見ておきたいです。)
古着屋は何故か、照明に色がついているところが多いです。
その状況では、ダメージの度合いを確認することが非常に難しいです。
そのような場合は、自然光の中で商品状態を確認させてもらえるよう、店員さんにお願いしてみてください。
生地の破れ・シミ・虫食いなどをしっかり確認しましょう。
3.確認部位
①ボタン
ボタンが欠如していることがありあります。
これは店員さんが把握しやすい情報ですね。
ボタンを糸で留めてる部分は負荷が大きいので、生地の劣化も心配されます。
ボタンを留めてる生地の劣化↓
②ボタンホール
「穴かがり」とも言います。
本来はボタンが引っかかるようになっているのですが、劣化によりボタンがキチンと留まらなくなっている可能性があります。
(穴が伸びて大きくなっていたり、破れていることがあります。)
服を平置きしている状態で留めた状態では分からないのですが、実際に着用してボタンを留めた時に不具合が発覚することもあります。
人間の体の厚みにより、ボタンホールへの負荷が増えるためです。
ボタンホールが伸びた状態↓
ボタンが留まりにくくなってます。
③全体的に(虫食いや生地の劣化)
自然素材は虫の食料です。
中には分かりにくい物もあるので注意が必要です。
例えば、表面だけが虫食いになっていて裏地が残っている場合です。
裏地があることによって表面の虫食いがカモフラージュされる可能性があります。
ですので、自然光の中で確認することをお勧めします。
虫食いです↓
裏地もベージュなので、遠くから見ると分かりにくい穴です。
あと、自然劣化で破れやすくなっていたり、すでに破れていたりしています。
最悪なケースでは腐っていることもあります。
もちろん糸も弱ってくるので、縫い目やボタンの繋ぎ目やポケットの中なども要チェックです。
最悪な場合は、裏地が腐っていることも…
④ポケットの中
目に見えない所なので、意外と見落としがちになります。
手を突っ込んで確認してみてください。
⑤特に袖と襟周り(シミ&黄ばみ)
一般的にも汚れやすいことで有名ですよね。
もちろん、ほかの部位にも汚れがある可能性はあります。
⑥ジッパー・ベルトループ
4.ダメージも「味」
ダメージがあったとしても、見方を変えれば「デザイン」として見ることが言えます。
現代のファストファッションの服の劣化は只の汚れに見えるのですが、材質が良い昔の服は劣化が「味」となって滲み出ているものもあります。
これは「個人の好みの世界」になってしまいますが(笑)
そのような楽しみも、古着ならではです。
「ボロの美学」というやつですね。
M-65ジャケット袖のピンクの汚れ↓
私にとってはデザインです(笑)
5.リペア(修理)する
ダメージがある物は自分で修理したり、修理業者に出すという手段もあります。
このことについては、後日記載していきたいと思います。
6.納得できる買い物を
私もダメージに気付かずに購入して、ショックを受けた時もありました。
買って後悔のない楽しい買い物をするために、服の状態確認は大切な行いの1つです。
ダメージも好きになることができる服にも出会えるかも知れませんが、必ずしもそういう場合とは限りません。
「せっかく気に入って買った服を家で着てみたら破けていた」ということがあったらショックですよね。
大体のお店は返品できませんし、お店に対して嫌な印象を持ってしまうでしょう。
服の状態に納得して買い物をすることは、店員さんとの関係を良好に保つためにも大切なことです。
一方では「ダメージを味として楽しむ」ということも古着の魅力の1つです。
古着を後悔せず楽しむための手段の1つとして、服の状態確認をしっかりすることをお勧めします!
ランキングに登録しています。 もし良ければクリックしていただけると喜びます↓
にほんブログ村